平成30年度対インド草の根・人間の安全保障無償資金協力 タミル・ナド州ニルギリス県12校の衛生向上のための施設建設計画 完成式

令和3年1月7日
完成した施設の前で子どもたちや学校教員とともに
令和2年12月23日、タミル・ナド州ニルギリス県にて、在チェンナイ日本国総領事館の小田川領事、被供与団体である農村開発協会の代表、本案件の裨益者である子どもたちと学校教員が出席し、草の根・人間の安全保障無償資金協力により実施された「タミル・ナド州ニルギリス県12校の衛生向上のための施設建設計画」(供与額:75,806米ドル)の完成式が行われました。
 
本案件では、タミル・ナド州ニルギリス県の13校(計画変更により12校から13校に増加)にインド式トイレ117基、多目的洋式トイレ11基、手洗場10基が設置されました。これらの学校はこれまで、使用可能なトイレがない、または少なすぎる、手を洗えないため感染症にかかりやすい、といった問題を抱えていました。
 
今回完成した施設が子どもたちの衛生・学習環境の改善、女子児童・生徒の継続的な就学、学校や地域における感染症の予防及び公衆衛生に寄与するとともに、本案件によって日印両国の友好関係がさらに発展することが期待されます。
小田川領事によるテープカット
完成したトイレ
完成した手洗場と日本の支援を示すプレート
完成式の様子